キハラは今日も

自閉症スペクトラムのアラフォー男が今日も何か言っています。

貧困が理由で学べない。という社会

生活保護を受けたまま大学進学することはできない。

ということを、このドキュメンタリー番組で知りました。

uhb.jp

生活保護世帯からの大学進学は可能ですが、その場合は世帯分離をして大学進学する人を生活保護の対象から外すことになるそうです。そうすると、生活保護の額が減ります。大学進学でお金がかかるのに、生活保護の額は減るわけです。

減る分と学費を、本人が大学に通いながら稼がなければなりません。自宅からの通学ができない場合は、家賃などの生活費も稼ぎ出さなければなりません。

奨学金もありますが、奨学金だけで学費が払えるわけではありません。

大学の学費を払うために、ススキノの風俗店で働く女性のインタビューもありました。大学卒業はしたものの、奨学金の返済のために風俗店で働く女性のインタビューもありました。

番組の中心は、経済的な問題で塾に通えない子どもたちに勉強の場所や居場所を作るボランティア団体と、そこの先生役を務める高校生でした。でも、そこに行くことすらできない子どもたちもたくさんいるはず。

貧困が理由で、子どもたちが学べない。進学出来ない。そういうことを続けると、この国の力がやせ衰えていくだけではないだろうか。国が、地域が、子どもたちを支えるための仕組みが、日本全国でできて欲しい。